こんにちは。株式会社アシスト代表の大上です。
今日は、社員全員にも伝えてある
「なぜ訪問鍼灸マッサージだけでなく、居宅介護支援事業所(ケアマネ事業所)を立ち上げたいのか?」
「なぜ今後、訪問介護や訪問看護、福祉用具やデイサービス、絵描きさん向け治療院を立ち上げていく予定なのか?」
というテーマについて、お話ししたいと思います^_^
■ なぜ“多部門展開”を目指すのか
「マッサージだけで良いのでは?」「餅は餅屋で、専門を磨けばいいのでは?」
そんな質問を受けたことがあります。
確かに、事業効率だけを考えれば、訪問鍼灸マッサージに特化して20人、30人と施術者を抱える方向が“正解”に見えるかもしれません。
しかしその方法には一つ大きな問題があります。
それは、地域の施術者リソースをからだアシストだけが独占することになってしまうことです。
鍼灸師、マッサージ師、ケアマネジャー、ヘルパー、看護職——
どの資格も「人を支えたい」という強い思いをもって選ばれた仕事です。
その人たちが地域のさまざまな現場で活躍できる未来があった方が、絶対に良い。
僕は、「自社だけが伸びればいい」という感じよりも、
地域全体の医療・介護の質を高め、広げていくことこそが本質的な価値だと思っています。
■ “仕組みをつくり、伝えていく”という役割
僕たちが一つの部門をしっかり育て、成果を出すことができたなら、
次はそのやり方・理念を 地域の次の担い手に伝えていく役割 があると感じています。
僕はこれが、アシストが掲げる
「三方良し」の実現にもっとも近い道だと考えています。
■ ケアマネジメントは“極めて人間的”な仕事
居宅介護支援事業所(ケアマネ)は、数字だけでは測れない、とても人間的な仕事です。
同じ「入浴介助ひとつ」をとっても——
- デイサービスで入浴する
- 訪問入浴で対応する
- 看護師が見守りながら入浴する
どれも手段は違っても、「清潔保持」という目的は同じです。
でも、どの方法がその人にとってベストなのかは、
生活歴、家族状況、価値観、身体状態、将来の見通し、介護力…
あらゆる要素を読み取り、組み合わせて判断していく必要があります。
これは、非常に難しい仕事です。
そして「お金のためだけに成り立つ事業」ではありません。
もちろん事業として継続する以上、収益は必要ですが、
ケアマネ事業の本質は “その人の生活を支える” ことにあります。
だから僕は、
利益を最優先にするのなら、医療・介護事業は選ぶべき仕事ではない
と考えています。
■ 訪問鍼灸マッサージの成功が「次の一歩」を可能にした
アシストでは、訪問鍼灸マッサージ事業が形になり、
安定した内部留保や組織体制が整ってきました。
そのおかげで、
ケアマネ事業所を“短期利益のためではなく、本質のために”立ち上げられる
そんなフェーズに入りました。
これにより、
- 独立を目指すスタッフの“安全な独立支援”
- 経営の数字の見方や考え方の共有
- 医療・介護の多職種視点を持った職人の育成など、多くの価値を地域に還元できるようになります。
■ “多職種で見る”視点が、本当の在宅ケアを育てる
在宅ケアは、一つの技術を極めるだけでは成立しません。
施術者もケアマネも看護師もヘルパーも、
互いの仕事を少し想像し合えるだけで、
関わり方に厚みと深みが出ます。
そのためにも僕は、
ケアマネジャーという在宅ケアの軸をつくる部門 をアシストの次の挑戦として掲げたいのです。
■ 最後に —— 働く人が“何のために働いているのか”を見失わない組織へ
僕は、どんな部門をつくるにしても、
スタッフが「忙しすぎて自分を見失う」働き方だけはしたくありません。
- 適正な報酬
- 適正な働き方
- 人として誇りを持てる仕事
- 地域に価値を返す循環性
そのバランスを崩さずに、
ケアマネ事業所を大切に育てていきたいと考えています。
そして、これがアシストが地域で果たすべき次の10年の“使命”だと思っています。
是非、一緒に居宅介護支援事業所を創っていきたいと思う方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!^_^
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